SNSを活用した採用手法「ソーシャルリクルーティング」のメリットと注意点をまとめてご紹介

近年ではスマートフォンの普及が進み、アプリの操作性もよくなってきていることから、就職活動・転職活動でもメインデバイスとして活用されるようになりました。
そんな中、以前までは採用活動にあまり活用されなかったSNS(ソーシャルネットワークサービス)を使った採用手法、「ソーシャルリクルーティング」が人気になっているのはご存じでしょうか。SNSを活用していない方にもわかりやすいように、そのメリットと注意点をまとめました。ぜひ参考にしてください。

SNSで採用を行う「ソーシャルリクルーティング」とは?

SNSを採用に活用していない企業や個人にとっては、友人とのコミュニケーションツールとして捉えているシステムをビジネスに使うことに違和感があるのではないでしょうか。ところが最近ではそれを採用活動に活用するのが人気の手法となってきています。採用活動においてSNSの活用方法について説明していきます。まずはSNSにどのようなものがあるかを確認してみましょう。現在下記に紹介するSNSを活用している企業が多いようです。

  • Facebook(フェイスブック)
    画像や動画、文字などを使って発信することができるSNS。個人的な発信もできますが、ビジネスに利用する人や企業も多いです。最近ではFacebookページを持って定期的に発信するのが一般的になってきています。LIVE配信、広告利用なども可能。
  • LINE(ライン)
    一対一あるいはグループなどでメッセージを送り合うことができるだけでなく、画像・動画・文字・スタンプ(LINE独自の顔文字や絵文字のようなもの)などを使って、近況の発信や新商品・キャンペーン告知なども気軽にできるSNS。フォローではなく友だちになることでその企業の発信を見ることができます。LIVE配信なども可能なため、株主総会などを配信している企業も多数。
  • Instagram(インスタグラム、インスタ)
    画像や動画、文字を使って発信できるのは他メディアと変わりませんが、画像や動画がメインで文字は補足情報というのがInstagramの特徴です。LIVE配信・動画配信・広告利用なども可能です。画像や動画がメインであるため、ビジュアルを重視する企業や個人の発信に適しています。
  • Twitter(ツイッター)
    画像も動画も添付できますが、文字情報のみのつぶやきも多いSNS。以前は140文字という文字制限がありましたが、最近では280文字に拡大されました。短文で頻繁につぶやくように使うのが一般的です。他のSNSよりもカジュアルな印象です。たとえば、ツイッターを利用している企業のなかには自虐的な投稿をしてフォローしている人に親近感を持ってもらう気風をしたり、また、同業他社など企業同士が互いの投稿に返信をしてふざけあうなど業界のイメージを親しみやすいものにする工夫をすることにも活用されています。親しみを感じて欲しい商品を扱う企業などがそういったツイートを行うことで、戦略的にファンを増やすという狙いも。

SNSで可能な採用活動方法

まず、どのような方法でSNSを採用に使うのか、その方法を確認していきましょう。SNSで気軽にそのアカウント(SNSを使える権利を持った人や企業)の情報を発信できるようになっていますので、採用活動に置き換えると下記のようなことができます。

  • 企業情報の発信
    近況から、企業の歴史や大切にしていること、新商品やサービスのPRなどを発信して、その企業をより深く知ってもらえる機会を増やすことができます。また、発信によっては「いいな」「そうなんだ」「知らなかった」「欲しい」などの感情を動かし、「いいね」などの反応をもらうこともできます。
  • 採用情報の発信
    企業がSNSアカウントで採用情報を発信することも一般的となりつつある現在では、エントリー開始時期などの情報を発信することもあります。その発信を行えば、採用選考に参加したいと考えている人のフォローを増やすことができます。
  • 課題を発信して、返信を受け付ける
    SNSを利用するときには、その企業の販促的な意味合いで使う場合もありますが、採用に使うソーシャルリクルーティングの場合は、情報発信や応募者を管理・選考するツールとして使うことも可能です。採用活動では就職希望者に対して個別に面接するなど、多くの人員と時間を割かなければならないという問題あります。しかし、SNSを活用すればSNS上で課題を発信し、それに対して提出してもらって、選考することもできます。
  • 気軽な質問への対応
    採用候補者あるいはそうでない人も含めて、疑問に思ったことがあっても企業にメールして質問をするのはとてもハードルが高いです。しかし、SNSというカジュアルなコミュニケーションが取りやすい場所では、普段は質問しにくいようなことを聞くことができます。
  • 採用者に個別に連絡ができる
    企業としても、その内容を採用活動に生かすこともできますので、お互いにとっての壁が低くなるというメリットもあります。質問・回答もダイレクトなメッセージでなければ公開されていますので、他の人にもその情報を知ってもらうことができるというメリットも。

SNSならではの注意点をご紹介

SNSは気軽に情報発信ができるものの、一度掲載するとWeb上に履歴が残ってしまうなどのデメリットもあります。また、ある程度Webマーケティングがわかっていないと方針が定まらず、「一貫性が感じられない」と思われる可能性も高いもの。ただ発信すればよいのではなく、どういった狙いで「ソーシャルリクルーティング」を行うのかを決める必要があります。

  1. 目的のない発信で候補者が離れる
    目的のない発信や一貫性のない配信をしてしまうと、企業に悪印象を持つ人も出てきます。せっかくの発信が候補者を離脱させることのないように、十分吟味して発信を行うようにしましょう。
  2. 炎上、なりすましなどに注意が必要
    SNSのアカウントセキュリティをしっかり行っておかないと、なりすましなどで候補者に迷惑をかける可能性もあります。また、内容が不適切だと感じられた場合は炎上する(SNS上で議論が白熱し、やがては誹謗中傷にいたるケースもあります)可能性もありますので、その危険性を忘れないように運用することが大切です。
  3. SNS、Webに精通している担当が必要
    上記2つのような注意点を考慮すると、SNSの使い方やマナー、個人情報の扱い、などに慣れていない社員に運用させるのは非常に危険です。そのため、SNSやWebマーケティングに精通している担当を置いて、情報管理を行うようにしましょう。

ソーシャルリクルーティングで効率よく採用を行おう!

SNSを活用して採用を行う「ソーシャルリクルーティング」は注目の採用手法です。活用するメリットは多いものの、注意点を押さえずに活用すると、従来の採用手法より苦労してしまう場合も。SNSで情報を発信することの影響力や情報開示の速さ、伝わり方などを理解し、効率よく自社に合った人材を採用できるように活用しましょう。

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